My Daily Programming Life...

目標とスキル

次にどんなことをしようかとか、どんなことを勉強してみようかとか考え始めると、だんだんと本質を見失うことがよくある。

コンピュータエンジニアとして働いていると、なんとなく常に何か新しいことを覚えなくてはとか、新しいものを使えるようにならなくてはという思いがどこかにある。そんなことを考えていると、じゃあ今後必要になる技術はなんなのかとか、価値のある(希少性のある)技術や、なかなか手に入れられないような技術とは何なのかということを考え出す。・・・そうしているうちに、だんだんとそれらの物に対する本質的な興味とは別に、「やらなくてはいけない」のではないかというような思いになる。

でも、この時点で何かを見失っていることに気づく。そもそも自分は何をやりたいのかということから来た物ではないということに気づく。いまセキュリティ関係の仕事をしているけれども、僕は本当に日本をそして世界を安全にしたいのか。それともコンピュータが好きだから、これをしているのか。それともお金が必要だからやっているのか。何をしたくて、今何をしているのだろうか。

就職とか転職とかでも「スキルアップ」なんて言葉がやたらと並ぶ。もともと僕はこの言葉を現実社会の目標とかの中に使うのがそんなに好きじゃない。なんかファミコンでRPGでもやっているみたいだ。レベル上げしなきゃみたいな。

そういうときにちょっと思いを巡らせると、だいたい結局は誰かの役に立つことをしたいんだという思いに至る。誰かが、それを喜んでくれればいい。対象はなんでもいい。でも僕はコンピュータが好きだし、コンピュータのことで困っている人がいたら、助けられそうだから、こういう仕事をしているんだということに気づく。

あまり表面的な技術とか、流行とかそういう物に自分の考えを奪われてしまわないようにしないと、やっていることがなんなんだか分からなくなってしまう。

でも、上に書いたこともいつかは自分の動機としてはなくなってしまうかもしれない。やっぱり僕の中にある順番は、「コンピュータが好き」→「それなら人の役に立てそう」だから。コンピュータが好きなのは、知らないことが多いから。どうなっているのか分からないけど、なんかすごいから。自分でいろんなものが作れるから。そんな理由。もしかしたらあるときコンピュータに興味がなくなってしまうかもしれない・・・というかたぶんなくなる。このままいったら確実になくなる。

その前にもっと本質的な、自分が人のためにできることを見つけたい

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