WDKでデバイスドライバ開発を行っていて、おそらく誰もが不便に感じることは、
ビルドが基本的にはコマンドラインからしかできず、しかも、そのコマンドライン環境はスタートメニューのBuild Environmentから選択しなくてはいけないこと。
これだけなら、ショートカット作ればまあいいやですむのだけれど、問題はその先で、
コマンドラインで、ビルドするためのフォルダに移動しなきゃいけない。
かなり面倒くさい。
このBuild Environment用のスクリプトsetenv.batは第一引数にWDKのホームディレクトリを指定しなくてはいけなくて、しかもスタートのディレクトリをそのディレクトリにするようなスクリプトになっている。
エクスプローラから、今開発しているプロジェクトのフォルダを見て、右クリックからそのフォルダをスタートとして、Build Environmentを使えるようにしたい。
というわけで、setenv.batを改造して作りました。
mysetenv.batというバッチファイルで、これは/DIRオプションを取ることができて、スタートフォルダをその指定されたフォルダにします。
mysetenv C:\WDK\Version x86 chk w2k /DIR D:\MyProject
こんな感じで使います。 /DIRの位置はどこでもかまいません。
さて、こうしたところで、エクスプローラから簡単にその位置でBuild Environmentを開けるわけじゃないので、さらにここでお気に入りツールLopeSoftのFileMenu Toolsを使います。これを使ってフォルダの右クリックメニューにコマンドを追加。コマンドプロパティで
Programを C:\WINDOWS\system32\cmd.exe
Argumentsを /k C:\WinDDK\6001.18002\bin\mysetenv.bat C:\WinDDK\6001.18002\ chk x86 W2K /DIR %FILENAMES%
というような感じで指定します。
これでそのフォルダでW2K Checkedビルド用環境が立ち上がります。
後はそこでbuildコマンドをたたけばいいだけ。うーん、すてきだ。
buildまで一気にやってしまうオプションをさらに用意して、それも右クリックメニューに追加しておいてもいいかもしれない。
setenv.bat
Bloggerはファイルを添付できないってことを今知りました。しょうがないのでGoogle Docで共有です。ファイルはtextなので、拡張子をbatに変更してください。
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