久しぶりにブログ。
最近はずっと忙しかった。プログラム作る仕事だから基本的には楽しいからいいのだけど。
今日は朝まで生テレビを見ていた。非正規雇用者の貧困問題についてだった。僕はこの貧困問題については、市場主義が生み出したものなのかなと思っている。価値を作れる能力のある人はそれだけもらえるし、そうでない人はもらえない。僕は超市場主義者なのでこれでいいと思っている。弱肉強食。勝てないなら消えていく。その中で自分の勝てる分野を探していく。そういうことでいいと思う。
ただ、社会というものがある以上、その中でどうしても自分の場所を確保できなかった人のための最低限の保障は必要なのかなとも思う。しかし結局これは早い話が、能力のある人からの寄付(税金)ということになる。社会全体がそれだけの力がなければそれもままらなない。今日本はそれが出来ない状況に陥っているのだろうか。そんな寄付をしていたら高齢者への保障も、医療も、道路も、そして企業もダメになっていってしまう。そんな状況なのかもしれない。
結局お金が足りないのだと思う。国内でこちょこちょあっちからこっちにお金や物を動かしてもそもそも足りていないのだと思う。日本は対世界の価値を、僕たちが求めているほど生み出せていないのだと思う。
番組の中で日本の経済は良くなっていくのか、そしてどうしたら良くなるのかという問いに、堀紘一さん(僕はこの人が言っていることが番組全体を通して一番まともだと思った)が、日本の得意なものをやるしかない、それはコツコツやること、そしてチームワークであり、製造業を強くしていかなくてはいけない、ということを言っていた。そして「日本人はITではインドに、金融ではアメリカに絶対に勝てない」ということを言っていた。
この二つの勝てないものの発言は、ものすごく僕にとっては興味深い物だったし、確かにその通りだと思った。「ITは論理力、英語力、数学力この3つでだいたい決まる。そしてそれはインドには勝てない。金融は日本はもともとお金に対してあまり良いイメージを持っていない文化があり、向いていない。アメリカには勝てない。」というものだった。
結局のところ日本人はチームワークで戦うしかない。そして、製造業で、日本にしか持てない技術で戦うしかない。そういうことだと思う。
さて、僕はIT企業に勤めている。プログラマーをやっている。僕はインド人に勝たなくてはいけない。もちろんアメリカ人にも。そうしなくては生活ができない。論理、英語、数学。僕はどれも日本のIT企業の中ではまだぎりぎり勝負できるかもしれない。でもおそらくインドでは全く勝負にならないだろうと感じる。そしてアメリカでも同様に。
最近読むコンピュータ関連の情報は50%ぐらいは英語の情報になってきている。英語の方が新しいし、正しいし、量も圧倒的に多い。英語ができなければITの世界ではやっていけない。マイクロソフトの日本語訳のドキュメントの範囲でプログラムを書くだけなら問題ないが、それでは日本の片隅で動くプログラムしか書けない。それでいいなら別だけど、いまのところ僕はそのつもりはない。
My Daily Programming Life...